シュウ@先生辞めた https://kato1203.com 教師を退職したシュウが発信する教育事情 Sun, 07 Apr 2024 00:54:53 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.5.3 【部活動顧問って断れるの?】専門外の部活の指導に駆り出された話 https://kato1203.com/2024/04/06/%e3%80%90%e9%83%a8%e6%b4%bb%e5%8b%95%e9%a1%a7%e5%95%8f%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%96%ad%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%81%ae%ef%bc%9f%e3%80%91%e5%b0%82%e9%96%80%e5%a4%96%e3%81%ae%e9%83%a8%e6%b4%bb%e3%81%ae%e6%8c%87/ https://kato1203.com/2024/04/06/%e3%80%90%e9%83%a8%e6%b4%bb%e5%8b%95%e9%a1%a7%e5%95%8f%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%96%ad%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%81%ae%ef%bc%9f%e3%80%91%e5%b0%82%e9%96%80%e5%a4%96%e3%81%ae%e9%83%a8%e6%b4%bb%e3%81%ae%e6%8c%87/#respond Sat, 06 Apr 2024 13:58:02 +0000 https://kato1203.com/?p=110

先生たちの働き方改革を進める上で大きなポイントとなるのが部活動です。

今回は私の体験も踏まえて、これからの部活動について考えていきましょう!

1.専門外の部活動を持った私の話

2.部活動顧問の決まり方

3.部活動顧問って断れるの?

4.部活動のこれからを考える

1.専門外の部活動持った私の話

私は学生時代にスポーツにのめりこみ、勉強よりも部活!って感じの人でした。そんな私がですが、教員時代は半分以上が専門外の部活動顧問でした。自分なりに勉強して知識をつけたり、生徒達と一緒に体を動かしながらやれることはやっているつもりでした。ただ、それでも2時間ただ生徒の活動を見ているだけのもどかしい時間や、部室や活動場所を掃除し続けている虚無の時間はなかなかの苦痛でした。

他に自分にできることがあるのに、なぜこんなことをしているんだろうという感覚にもなりました。

2.部活動顧問の決まり方

最終的な決定権は校長先生が握っていますが、だいたいの場合は希望を取られます。前年度から残っている先生は、ほとんどの場合は同じ部活動になりますが、新しく来る先生で専門にしていた先生がいると変わるケースもあります。

また、生徒指導にたけている先生などは、問題の多い部活動に異動させられれたという話も聞いたことがあります。学校運営上、トラブルなく一年を過ごすための対策として考えられますね。

3.部活動顧問って断れるの?

断れます!「職務上の上司の命令には従わなければならない」という法律も存在しますが、「上司は部下に時間外の勤務を命ずることができない」という法律もあります。つまり部活動顧問の命令はかなりグレーになります。なので、校長はあくまでも「〇〇部の顧問をお願いしたい」というスタンスになってくるのです。

ただ、「部活動指導をしたくないので拒否します」だと、まず通らないですし、通ったとしても職場での居心地がかなり悪くなります。

なので

・部活動顧問をしない代わりに、他の人がやりたがらない業務を引き受ける

・健康上や家庭の都合上などの話をする

などが必要になります。ただここまでしても、部活動顧問から完全に離れるというのは難しいです。事実私の周りには。顧問を拒否できた先生は一人もいませんでした。それでも、部活動顧問したくないというのであれば、絶対にやらないという決意と、その分他の仕事で頑張るんだという意思をもってください。

4.部活動のこれからを考える。

今後部活動は収縮していきます。生徒数が減れば部員も減り、教員が減れば部活動の数も減ります。教員の長時間労働の観点から、教育界全体が部活動の縮小もしくは廃止の動きが出ています。外部の指導者に部活動指導をお願いしているというケースも地域によってはでてきていますが、部活動のすべてを外部委託するのは現状では厳しいというのが個人的な意見です。

また、部活動を肯定派で「部活動を縮小・廃止なんてありえない!」という考えの先生もいます。それに、部活動に対しての考え方は教員だけでなく保護者の方の理解も必要になります。

私自身、部活動の指導で苦しんだ経験があります。ただ、部活動の教育効果も一部認めざるおえない面もあります。規律マナー上下関係を部活動を通して学び、仲間と共に目標に向かった切磋琢磨する時間は学生時代の財産になります。

ただ、それがたくさんの先生方のサービス精神の上で成り立っているということを忘れてはいけません。

生徒達を思い、先生方を思い、これからの教育を思うと、この先の部活動のあり方を今一度考え直す必要があります。

みなさんはこの先、部活動はどうなっていくと思いますか?

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https://kato1203.com/2024/04/06/%e3%80%90%e9%83%a8%e6%b4%bb%e5%8b%95%e9%a1%a7%e5%95%8f%e3%81%a3%e3%81%a6%e6%96%ad%e3%82%8c%e3%82%8b%e3%81%ae%ef%bc%9f%e3%80%91%e5%b0%82%e9%96%80%e5%a4%96%e3%81%ae%e9%83%a8%e6%b4%bb%e3%81%ae%e6%8c%87/feed/ 0
【先生が足りない⁉】非常勤講師だけでは足りない!免外教員や免許がなくても働ける仕組み! https://kato1203.com/2024/04/06/%e3%80%90%e5%85%88%e7%94%9f%e3%81%8c%e8%b6%b3%e3%82%8a%e3%81%aa%e3%81%84%e2%81%89%e3%80%91%e9%9d%9e%e5%b8%b8%e5%8b%a4%e8%ac%9b%e5%b8%ab%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a7%e3%81%af%e8%b6%b3%e3%82%8a%e3%81%aa/ https://kato1203.com/2024/04/06/%e3%80%90%e5%85%88%e7%94%9f%e3%81%8c%e8%b6%b3%e3%82%8a%e3%81%aa%e3%81%84%e2%81%89%e3%80%91%e9%9d%9e%e5%b8%b8%e5%8b%a4%e8%ac%9b%e5%b8%ab%e3%81%a0%e3%81%91%e3%81%a7%e3%81%af%e8%b6%b3%e3%82%8a%e3%81%aa/#respond Sat, 06 Apr 2024 05:51:42 +0000 https://kato1203.com/?p=92 こんにちは!シュウです!

今回は先生の成りて不足と、学校での対策について話していきます!

いろんなところで嘆かれている教員不足

文部科学省の調べによると、令和3年度始業日時点の小・中学校の「教師不足」人数(不足率)は合計2,086人(0.35%)、5月1日時点では1,701人(0.28%)

高等学校の「教師不足」人数は始業日に217人(0.14%)、5月1日時点で159人(0.10%)

特別支援学校の「教師不足」人数は始業日に255人(0.32%)、5月1日時点で205人(0.26%)

との調査結果が出されていました。

文部科学省さん → https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoin/mext_00004.html

率直な感想…「絶対もっと足りていない!」と感じました。

各学校では、学校が始まる前に教員の人数をそろえるために必死です。中には、「学年主任兼学級担任」とか「教頭先生が教科担任」とか「非常勤講師を探し中…」のままで年度が始まることもあります。

各学校の校長先生は、どの先生をどの学年に入れるかなども迷いながらも、人手が足りずに非常勤講師を探しているケースもあります。

私が個人的に「これいいの?」と思っているのが「免外教員」の存在です。

教員は各教科(国語や数学など)そして、校種(小学校、中学校など)によって免許が出せれます。免外教員はわかりやすくいうと「国語の先生が体育を教える」というような感じです。

え?いいの?ってなりませんか?

「歯科の先生が内科の検診をする」とか「皮膚科の先生が精神科の治療をする」ようなイメージです。

実際、私が勤務してきた4校では、私を含め合計5人の先生が免外として生徒たちに教えていました。もちろん、先生方も教えるプロとして経験のない教科でも教材研究をして授業に臨んでいました。校長先生からお願いされた段階で断ることもできます。ただ断ることで、新しいその教科の先生が見つからな限り、他の先生にその話が回るだけで、何よりも子供たちの学びの機会が奪われてしまうのです。

この仕組みのせいで「うちの学校は教師が足りてます」がまかり通てしまっています。

今では特別免許状というものもでき、教員免許状は持っていないものの、優れた知識や経験を持つ社会人を教員として学校に迎え入れることもできます。

「優れた知識や経験」の基準はよくわかりませんが、知識の量や経験だけで教員として向かい入れることに私は疑問を感じます。もちろん素敵な方もいるのは重々承知してきますが、子供たちと直接関わる以上、知識や経験だけでなく学校や教育に対する理解の高さも必要になってくるはずです。

こういうことを書いていると愚痴になってしまいますね。

とにかく、教員が減っています。子供の数も減っていいますが、それを上回る速度で教員が足りない状態が加速しています。仕事の総量が変わらず、仕事をする人が減っているということは仕事をする人の負担が大きくなっているということです。

その現状をどうにかしようと現場では先生たちが疲弊しながらも、子供たちの教育の機会を確保してくれています。中には専門の教科ではない教科を自分で勉強しながら教え、知識のない部活動指導をしたりが今では当たり前になりつつあります。

教員の成りて不足は今後も課題となります。

教員の働き方改革や給与形態の改善なども注目してきたいですね。

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【教師のやりがい!】先生は大変だけど、魅力もたくさん!教員をしていて楽しかったこと、嬉しかった瞬間! https://kato1203.com/2024/04/05/%e6%8a%95%e7%a8%bf%ef%bc%94/ https://kato1203.com/2024/04/05/%e6%8a%95%e7%a8%bf%ef%bc%94/#respond Fri, 05 Apr 2024 05:34:52 +0000 https://kato1203.com/?p=34 教員の成りて不足にによって、教育現場はひっ迫しています。

先生の人が少なくなっているということは、先生たちの一人当たりの業務が多くなっているということです。

そんな現状を知って、これからを悩んでいる先生方も少なくないはずです。

私は教育を辞めた身ではありますが、これから教員になろうとしている人、教員を辞めようか迷っている先生に向けて、今日は教員の魅力を発信していきます。

今回は3本立て

  • 子供たちの成長
  • 自分自身の成長
  • 生徒たちのその後

について話していきます!

なお、中学校教員だった私の経験をもとに話していきます。

それではいってみましょう!

1.子供たちの成長

先生!これできるようになった!」、「テストの点数〇〇点上がった!」のように、毎日を生徒たちと過ごしていると生徒たちの成長をたくさん見ることができます。それは、目に見えるものだけではありません。発する言葉や、授業へ取り組む態度など、生徒たちは日々の中でたくさんのことを吸収して育っていきます。

また、生徒達からの発信だけでなく、放課後の職員室で他の先生方から「〇〇さん実力テストの点数すごく上がりましたね!」、「〇〇さん今日も部長として頑張ってましたよ!」などと聞くと担任をしていた私は、自分の子供が褒められたかのように嬉しく思っていました。職場にもよると思いますが、私は放課後に突然始まる職員室での「今日の〇〇さん」の時間は結構好きでした。

やはり、そういったところを見聞きしていると、また頑張ろうと思えてしまいます。

2.自分自身の成長

教員1、2年目の時の私は生徒との関わり方に難しさを感じていました。正直授業は、上手な人のまねをして自分なりに改良するスタイルだったので、授業そのものの取り組み方は変わっていません。

生徒ととの関わり方の場面で一番難しさを感じたのが指導の場面でした。

指導=怒る

のイメージが強かったせいもあり、なるべく怒らないようにしようとか心がけていましたが、それがあだとなり、耐え切れずブチ切れてしまう場面が何度かありました。

正そうとすることは間違いじゃないと思うし、規律を守らせることは素晴らしいことだと思います。ただ、それが「できない生徒」と「わからない生徒」がいることを理解する必要がありました。

自分の中の常識で話すのではなく、一度相手の立場になって考え寄り添う姿勢が大切だと学んでいきました。そのために、自分が悪者にならなければいけないこともありましたが…(笑)

とにかく、私自身も人との関わり方を学校を通して学べました。

3.生徒たちのその後

いまだに「あの子たちいまどうなっているんだろうな~」考えることがあります。すでに社会人として働いている人もいますし、大学生になって人もいます。

卒業後に挨拶に来る生徒たちと話していると、会話の節々から中学生の頃とは違った成長が見られました。ただ、卒業後はほとんどの生徒と関わる機会がありません。それでも卒業生の妹弟が入学してきて懐かしくなったり、先生方との話の中で昔を懐かしむことも何度もありました。

個人的には、高校のパンフレットや雑誌の特集に教え子が載っていると少し背筋がピンと伸びる気持ちになりました。

ざっと、私なりに教師のやりがいについて話してみましたが、他にも探せばたくさんあります。やはり個人的には生徒達との会話の中で、笑いあった日々が思い出に残っています。

今、思い返すと私もちゃんと先生やってたんだな~って改めて実感しています(笑)

先生にしか味わえない楽しさがあって。先生なければ体験できない嬉しい瞬間があります。もちろん、良いことだけではないですが、頑張った先にはきっと先生たちにもいいことが待っているはずです。

先生方の頑張りが子供たちに届きますように!

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【給特法改正⁉】教職調整額が4%から〇〇⁉ https://kato1203.com/2024/04/05/%e6%8a%95%e7%a8%bf%ef%bc%93/ https://kato1203.com/2024/04/05/%e6%8a%95%e7%a8%bf%ef%bc%93/#respond Fri, 05 Apr 2024 05:34:35 +0000 https://kato1203.com/?p=32 以前話題にも上げた給特法についてですが、実は「これはよくないのでは?」とい動きが以前から出ていました。

中教審では「教員一人一人の時間外勤務が必要かどうか、管理職が毎日毎日、個別具体に見極めることは事実上難しい」、「教員の高度専門職としての自律性を損なう」などの意見が出せれていたとい。一方、教職調整額(給特法)を現在の月給の4%から「少なくとも10%以上」に引き上げるべきでは?という考えがあげられた。

元教員の私の正直な意見は

「バカにするな」

4校の学校で勤務してきましたが、良くも悪くも教員にも様々な人がいます。過労死ライン(月の残業80時間)を越えて仕事をしている人を何人も見てきました。そういう人たちからすると、残業代が4%から10%に引きあがったところで対して喜びもしません。

私の偏見も入ってしまいますが、喜ぶのは教材研究をあまりせず、仕事を他の先生に押し付けている先生たちです。

どっちにしても「定(低)額働かせ放題」の仕組みは変わっていません。

月の残業時間の上限を45時間と定めているなら、一律で

45(時間)×800(円)

の3万6千円を残業代とするか、完全に残業代を時間給制にするかのどちらかしかないと私は思っています。

お金が欲しくて残業をしていたわけではありませんが、残業代が時間給だったら私もどれだけ稼げていたことか…。

まず、4%から10%へ引き上げの時点で渋っているようでは今後も給特法の改善は期待できませんね。生徒達のために頑張ってる先生たちが、なぜこれほどまでに低いお金で働かされているのでしょうか?

今日も現場で頑張っている先生方、いつもありがとうございます!

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【先生って残業代でるの?】教師の給与事情 https://kato1203.com/2024/04/05/%e6%8a%95%e7%a8%bf%ef%bc%92/ https://kato1203.com/2024/04/05/%e6%8a%95%e7%a8%bf%ef%bc%92/#respond Fri, 05 Apr 2024 05:34:23 +0000 https://kato1203.com/?p=30 夜遅くまで仕事をしている先生、朝早くきて仕事をしている先生、土日も部活動で学校に来ている先生、残業時間の多いイメージのある先生ですが、残業代は出るのでしょうか?

結論:出ます!

ええ~出るんか~~~い。なら、残業している先生は、それだけ多く給料もらっているってことか。なるほどなるほど。

って思いますよね?

残業代は出るんですが、教員の場合は少し違います。

今回は

  • 教員の残業代「給特法」
  • 教員の残業時間について

について話していきます。

給特法ってなに?

教員をやっている人なら一度は耳にしたことがあるはずです。この給特法も教員の仕事がブラックといわれている理由の一つでもあるのです。教員の残業代はこの給特法をもとに算出されています。その内容は「教員の残業代は基本給の4%を上乗せして支払われる」というものです。

例えばA先生の一か月の給料が20万円ならば残業代はその4%8000円となり、20万8千円が手取りの金額となります。基本給が40万円B先生なら41万6千円が手取りの金額となるわけですね。

つまり、教員の残業代はその教員の残業時間に対してではなく、その教員の給料に合わせて支払われているのです。

さっきのA先生の例で言えば、残業時間が0時間でも100時間でも残業代は8000円になるということです。

私も教員時代は、この制度を疑問に思っていました。授業を多く持っている先生や、クラス担任や校務分掌(業務)が多い先生は当然、仕事の時間は長くなります。しかし、いくら長く働いていたとしても残業代は変わりません。むしろ、働けば働くほど時給は下がっていくことになります。このことから教員は「定(低)額働かせ放題」という言葉が出回ってしまうほどでした。

それに対して、文部科学省は残業時間を月45時間以内にするようにという指針を示しています。

ちょっと時給計算してみましょうか

A先生の場合・・・ 8000(円) ÷ 45(時間)

残業時間の時給は177円。。。  …愕然としますね。

B先生の場合ですら400円に満たない時給になります。

これは「定(低)額働かせ放題」と言われても文句を言えません。

私の教員時代の残業

残業代の仕組みは理解できたでしょうか?

そもそも、「残業をしなければいいのでは?」という考えも出てきますよね?教員は基本給は公務員の中でも高く設定されボーナスもそれなりの額がもらえます。なので実際、残業時間さえ無くせれば正直ウハウハです。

では、残業時間はなくせるのでしょうか?

結論:無くせます

定時になったら仕事をせずに帰るということを徹底するだけです。なので、授業準備はそれまでにできた段階のもので授業をする、部活動は16時40分(定時)以降行わない。もちろん、16時40分以降の会議も出ないし、保護者対応もしない。さて、これを実際にどれだけの教員ができるのでしょうか。そして地域の方々や周囲からはどれだけの理解が得られるのでしょうか?

教員の残業時間は、個人の努力でいくらでも減らせるます。ただ実際は、生徒のために授業準備に時間をかけ、起案や提出する書類を書き上げ、専門外の部活動でも2時間も3時間もみているのです。つまりは、真面目に一生懸命働いている先生からどんどん疲弊していきます。「このくらいでいいか~」といって上手く手を抜ける先生や、自分でやらずにほかの人に仕事を任せられる先生が上手く生き抜いていくのです。

もちろん業務時間に関係なく、残業代は4%です

さて、ここまで聞いて教員の残業代「給特法」についてどのように感じましたか?

いまは教員のなりて不足も相まって、この給特法についても見直しの案が出されているようですが、それはまた別の投稿にまとめておきます。↓

【給特法改正⁉】教職調整額が4%から〇〇⁉
以前話題にも上げた給特法についてですが、実は「これはよくないのでは?」とい動きが以前から出ていました。 中教審では「教員一人一人の時間外勤務が必要かどうか、管理職が毎日毎日、個別具体に見極めることは事実上難しい」、「教員の高度専門職としての...

毎日遅くまで頑張っている先生。いつも生徒のためにお疲れ様です!

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【先生辞めました!】私が転職を決意した理由 https://kato1203.com/2024/04/05/hello-world/ https://kato1203.com/2024/04/05/hello-world/#respond Fri, 05 Apr 2024 05:00:18 +0000 https://kato1203.com/?p=1 こんにちは、シュウです。

突然ですが先生辞めました!

次の会社はすでに決まっていますが、今は入社日までのいっときのニート期間です!新しい会社は学校や教育とは全く関係ない「一般企業」です!

教員は素敵な仕事でしたが、辞めるに至った理由を

1.先生の働き方

2.プライベートの時間

3.キャリア

の3点に分けて解説していきます。

1.先生の働き方

ここ数年でよく聞くようになった「ブラック教師」という言葉。普段の授業はもちろんですが、授業のための教材準備、クラスや学校を円滑に運営するためのたくさんの会議、休日も駆り出される部活動など教員の業務内容は多岐にわたります。理科の先生は予備実験、体育の先生はプールの管理、国語の先生は生徒の文章の添削など、各教科によってもやる仕事は様々でした。

さらに、生徒や保護者との関係構築職員室の人間関係など精神的な負担の多くありました。事実、私も生徒指導などをする際は、生徒と話しながらも保護者の顔が頭の中でちらついていました…。

そんな生活を続けていくうちに、謎の発熱吐き気など体にも症状が出始めていました。今、考えるとよく耐え抜いたな~って。自分を褒めてあげたい

2.プライベートの時間

仕事の時間が長くなるということは、プライベートの時間が短くなるということです。さらに、1で上げた部活動が休日にあればなおさらです。公務員は、土日祝休みが確保されていてうらやましいという声も上がりますが、土日どちらも休みの週なんて、テストの直前の週くらいです。

「夏休みとかもあるじゃん!」とい声も耳にしますが、長期休みは生徒たちのためのもので、先生たちは長期休み中も仕事をしています。

さらにいうと、何もない休みの日も外出時は警戒しています。小学生でも携帯電話をもっている時代です。プライベートで友達や恋人と一緒にいるところを目撃されれば、写真を撮られて拡散せれることだってあります。外出時は、なるべく生徒たちが来れない場所へ行くことを意識している先生が多いのは必然です。

3.キャリア

毎日多忙な日々で、目まぐるしく1年が過ぎ、また1年が過ぎと時間の流れが徐々に速まっていく感覚がありました。このまま定年まで働き続けるのか家族ができたらどうなるんだ

教員は、長く勤めれば勤めるほど給料は上がっていきます。しかし、それでも私は教員を辞める決断をしました。

違う視点で、多くのことを経験したい、自分にあったスキルを探したいなど転職には意欲的になれました。決断してからはあっというまでした

最後に…

ここまで読んでいただきありがとうございます。ここまで聞くと、「私も教員辞めようかな…」とか「教員目指すの諦めようかな…」という考えが溢れてくるかもしれません。

選択肢は人それぞれです。「いつでも教員辞めてやるぜ!」くらいの精神でやれると少し楽かもしれないですね。少なくとも、今学校で働いている先生方は本当にすごいと思いますし、心から尊敬しています。

私は、一度教育の現場から離れます。

一度です!!

自分が成長してもっと余裕ができる大人になって、また教育という仕事に戻ってきます。学校という場所なのか、違った形になるのかはまだわかりませんが、必ず「先生」になって戻ってきます。

今はそれまで準備期間です!

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