【教育実習で必要な準備】母校・協力校での実習期間の過ごし方

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早い人では5月から教育実習が始まります。教員免許を取得するためには、必ず通らなければならない大きな関門の一つです。

教育実習では、母校で実習をさせていただくことがほとんどですが、大学と連携している学校があれば協力校としてその学校で実習を受けることになります。

実習期間は校種によって変わりますが、だいたい2週間~3週間です。

ここでは、教育実習で気を付けたいことを確認しておきましょう!

1、身だしなみ

まだ大学生とはいえ、児童生徒達の前に立つことになります。髪色服装などの身だしなみを整えて自習を迎えるようにしましょう。生徒達に指導する立場として、見た目から信頼される人になってください。不安なことは事前に実習校に連絡をして確認しておきましょう。その学校での服装の決まりがある場合もあります。学校によっては、着る服の色や柄の指定もあるようです。

2、実習日誌

教育実習ではその日にあったことや学んだことを毎日書く日誌があります。これがなかなか大変でした。私の時は、シャープペンで書いて担当教員に次の日にチェックをもらって、その日の夜に清書していたため、一日にその日の下書きと前の日の清書と二日分記入していました。空き時間や放課後の時間を使って効率よく書き進めましょう。ただ、字が汚かったりすると「教員を目指しているのにこの字か…」と思われるケースもあります。それが単位に大きく響くことはありませんが、今後の信頼のためにも丁寧にわかりやすく書き進めましょう。

3、交通手段

公共交通機関もしくは徒歩での通勤が基本とされているところが多くあります。都市部であれば、歩いてすぐという学校も多いかもせれませんが、地方に行くと自宅から学校まで歩いて2時間以上なんて人もいます。徒歩でいける範囲であれば徒歩が望ましいです。また、公共交通機関を使用する場合は朝の時間をしっかりと確認しておきましょう。どちらも難しい場合は、あらかじめ大学に相談しておくことをお勧めします。車で通勤中に事件事故に巻き込まれると、面倒なことになります。

、生徒との距離感

実習期間中は多くの場面で生徒達と関わることになります。生徒側からしても、いつもの学校に歳が近い若い先生が来たとなると人気者になる可能性が高いです。私としては、生徒とたくさん会話をして今の子供たちを知って欲しです。しかし、中学高校くらいになると連絡先やSNSのアカウントを聞いてくる生徒がいます。もちろん生徒との私的なやり取りは実習生に関わらず教員は禁止です。生徒との連絡先の交換がばれて、実習後に大学に連絡がきた実習生もいました。また、生徒の保護者からのクレームが入り教育実習そのものの単位が取れなくなった実習生もいました。実習期間中は教育者としてどのようなふるまいをすべきか考えるようにしましょう。

私は今でも教育実習でのことを覚えています。研究授業で頭を悩ませたこと、校内駅伝大会でトップで帰ってきたこと、下校指導で生徒がいつまでも帰らなかったこと、3週間の中でたくさんの思い出ができました。実習最終日には、ぼろぼろに泣いてしまいました。

教育実習を経験して、教員という選択を辞める大学生も多くいます。教員免許を取得した後に、一般企業に入るという選択しが悪いとは思いません。しかし、若いうちにしかできないこと、若い先生だから生徒達に伝えられることがあります。

まずは、教育実習でしか感じることのできない苦労や喜びをしっかりとかみしめてください。現場の先生方は、児童生徒達と本気で向き合える先生を見捨てたりはしません。

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