2024年4月23日、文部科学省は「教員特別免許」について新たな指針を発表しました。
教員特別免許とは
教員免許状を持っていないが優れた知識経験等を有する社会人等を教員として迎え入
れることにより、学校教育の多様化への対応や、その活性化を図るため、授与権者(都道
府県教育委員会)の行う教育職員検定により学校種及び教科ごとに授与する「教諭」の免
許状
のことです。※文科省原文そのま
特別免許状及び特別非常勤制度について:文部科学省
文部科学省ホームページ
教員免許は本来、大学で講義を履修し教育実習や介護等体験などを経て受け取ることができます。これまでも、スポーツの分野で活躍していた方が教壇に立つケースや、社会経験が豊富な方がその知識を生かして教壇に立つケースがありました。
今回の文科省の教員特別免許の指針はそれに加え
「教科全体の知識がなくても授与できる」と明確化しました。
専門性を磨くという意味では間違っていないのかもしれません。しかし、これにより教壇に立つハードルがまた低くなりました。
教員の質の低下を問題視する中で、こういった施策が今後どのように教育の現場が変わっていくのでしょうか。
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